付立染とは?

傘に描きます。
傘に描きます。

付立染~つけたてぞめ~…ってご存知ですか?「付立」を辞書で調べると、「下絵(輪郭)なしに、直接水墨または彩色で描く、絵画の技法」という意味のことが述べられています。でも、「付立画」の説明はあっても「付立染」の説明は見当たりません。

 

「付立染」は、家元 山下 春径(やました しゅんけい)が発案したものです。春径が、付立画で習ったものを利用して、自分なりに考え染に変えたものです。

 

「下絵もなく写しもせず、ぶっつけ本番で描く染のことです。それ故、すべて1点ものです。」

 

つまり、「付立染」はぶっつけ本番で、お着物や帯、お洋服から靴、傘にまで描いてしまうんです。型もありません。写し紙もないんです。丹念に写生した絵を下に数本の筆と10色程度の色で色出しして描きます。

 

1つ1つ丁寧に描いた1点ものの商品の数々をぜひ、ご覧下さい。よそにはない染です。